2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

赤池情報量規準の導出

Cavanaugh and Neath (2018)を読んで得た理解のまとめ. 以下の導出の最終的な主張は文献よりも弱く見えるが,これは自分が理解している範囲で正しい結果に留めた結果である. 背景 導出 所感 背景 未知である真の分布から独立に生成された個の観測値を特徴…

修正済み赤池情報量規準(AICc)の導出

Hurvich and Tsai (1989)を流し読みして得た理解まとめ 準備 まず,データは次のTrue Modelから生成されたと仮定する. Hurvich and Tsai (1989)ではTrue Modelの意味でOperating Modelという用語が使われているが,どういうニュアンスを含んでいるのかよく…

ベイズ情報量規準の導出のスケッチ

下記の文献のBICのところを流し読みして得た理解まとめ link.springer.com 事後確率に基づくモデル選択 を個の候補モデルとし,各モデルは確率分布 と次元パラメータベクタを取る事前分布に特徴づけられるものとする.ここでのモデルとは,回帰モデルにおい…

標本数とパラメータ数が近いときのAICcの挙動

検証用のシミュレーションを書いたり,調べ物をしてて,について気がついたことあったのでメモ. とは とは,モデル選択に用いられる情報量規準の1つであり,標本数が漸近的に無限に大きくなることを仮定したを,有限のに修正したものである. ここでは対象…